コント

 『二者択一』 男2人 A、B

A 「最近・・・好きな娘できちゃったんだよねぇ」
B 「へぇ、そうなんだ。で、その娘、超ブスか超美人で言うとどっち?」
A 「・・・え?」
B 「超ブスか超美人のどっち?って言われたらどっち?」
A 「・・・ふつうかなぁ」
B 「だから!超ブスか超美人で言うとどっち?って聞いてんだよ!アホ!」
A 「その・・・二つのうちで・・・?」
B 「そう!この二つのうちだよ!」
A 「・・・じゃあ、超ブス・・・かなぁ」
B 「ふーん」
A 「こんな選択肢おかしいでしょ!」
B 「ふーん、超ブスかー」
A 「・・・・・・」
B 「ふーん」



 『愛の家』 (純愛)

男 「で、初陣を果したころから織田家の跡取りとして政務を」
女 「・・・」
男 「1574年には18歳で長島一向一揆討伐に出陣し市江口に布陣して」
女 「・・・」
男 「長篠の戦では武田騎馬隊を破って岐阜に凱旋を果たしてそれから美濃に」
女 「・・・もう織田信忠の話はいいから!」(涙を浮かべながら)
男 「・・・え!」
女 「織田信忠の話はもういいのよ!!いや!」(号泣しながら)
男 「お前のためを思って・・・」
女 「どうしてよりによって信忠の話なのよ!」
男 「・・・」
女 「・・・」
男 「清洲会議にて織田家の後継者として選ばれたが、政権は秀吉の」
女 「織田秀則の話ももういいのよ!!」
男 「ええ!わかるのそれだけで!?」
女 「わかるわよ!・・・・・・あなたのこと好き。」
男 「俺も」



 『早い誕生日』 男・女

男 「今日はごめんね、忙しいのにわざわざ僕の誕生日祝ってくれるなんて。」
女 「いいよいいいよ、一年に一回だし」
男 「ホントありがとう。こんな豪華な食事用意してくれるなんて。」
女 「大変だったのよー。急に誕生日だなんて言うんだから。」
男 「ごめんごめん」
女 「でも、これって1日早い誕生日なんだっけ?」
男 「ん?」
女 「今日じゃないんでしょ?誕生日。ホントは明日だっけ?」
男 「ううん」
女 「え?じゃあ何日早い誕生日なの?」
男 「十ヶ月」

女、巨大なハリセンで男をはたく。

女 「でも、あなたのこと好き」
男 「俺も」 (口と鼻から血を出しながら)



 『愛の家2−「○○無き○○」−』 (純愛)

 男 「俺さー昨日麺無しミートソースだったよ」
 女 「ありえなーい、私はカレー無しライスだよ」
 男 「それただのごはん!」
 女 「ホントだ!カレーっていう観念はどこから出てきたんだろう!」
 男 「おめー観念とかいう難しい言葉使うなよー」
 女 「ごめーん、親子無し丼!」
 男 「うわ、いきなりなに?なにこの遊びー、ありえなーい」
 女 「声無き声!」
 男 「ちょっとー!ありえないよー!トランス状態入っちゃった?」
 女 「愛の無いセックス!」
 男 「ありえなーい」
 女 「アンパン無しアンパンマン!」
 男 「ありえなーい」
 女 「動物がいない動物園!」
 男 「ありえなーい」
 女 「私は・・・家無き子!そして根無し草!」(急に伏す)
 男 「ありえ・・・」
 女 「・・・・・・」(涙流している)
 男 「・・・でもさぁ一番ありえないのは・・・」
 女 「・・・ん?」(顔を上げて)
 男 「おまえ無き世界。」




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