−虫くん−

 最近ちっこい虫が俺の部屋をチョロチョロと飛んでいる姿を見かける。二匹。俺がドーナッツを食べようとすれば接近してくるし、ソーセージをほおばっているときもまた。テレビを見ているときにも腕にとまってきたりする。最初は、うわ!なんかやだ!この虫、あっちいけよ、このやろう、てゆうか殺す、って思ってたんだけど、三日くらい一緒に過ごしていると、なんていうか愛情みたいなものが湧いてきた。もちろんその2匹が同じ2匹なのかははっきりしないけどね。でもさー、いや、だって虫くんだって悪気はないんだよ。生きるためにはソーセージに近づきたいし、この俺の部屋に存在したくて存在してるわけでもないし。彼らは何も悪くないんだよ!そんな虫くんたちを、この手で、ティッシュで!バシッと殺れるわけないでしょう。だから、まるで猫や犬を飼うように彼らを飼う、いや、共存しようと決めたわけです。そう決心して以来、俺が文章を打っているとき、虫くんは俺の脈のあたりにとまり、俺が朝ごはんを食べているときは皿の上に乗っているのです。見つめあいながら。俺が山崎まさよしをリラックスして聞いていると、虫くんもまた俺のベットの上でリラックス。俺が風呂に入っている間、虫くんはテレビを見ています。虫くんは本来的に悪じゃないんです。悪だと規定したのは人間。他者の性質をこちらが規定してしまっているのです。人間は勝手に意味を作り出すものなのです。大事なことは、相手を変えようとしないで自分が変わること。虫=汚い、当然死ぬべき存在、と捉えずにまずはよく考えてみましょう。彼らは悪気はないのです・・・・・・。て、なるかボケーー!!見つけたら死んでもらうよー!!!ティッシュでバシッと!うっとうしいんだよー!

いやーでもちょっとだけ上のことは考えた。うーん、でもねー。


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