ー宇宙論的孤独−


「あれ〜もしかして桜井さんじゃない?」
「あ〜翔か〜久しぶりじゃん」
「うん。家だいじょぶだった?爆発したって聞いたけど。」
「いや、そんなこと言った覚えないよ」
「あそー。」
「うん」
「まぁそんなことどうでもいいんだけどさ。桜井さんさぁ〜宇宙論的孤独ってわかる?」
「宇宙論的なに?」
「孤独」
「はぁ。なにそれ?」
「え?わかんないの?」
「聞いたことないよ。そんな言葉」
「うん。俺が作ったの。」
「あそうなの。どんなの?」
「なんかさー普通の孤独ってあるでしょ?ただ一人で切ないというか寂しいというか。」
「うん。」
「で、それプラス宇宙論的孤独なのよ。」
「うん。だからそれ何?」
「この間ね、モスバーガーで勉強してたのね。」
「あぁ、モス勉ね。」
「え!なにそれ?そういう表現あるの?!」
「いや、いま作ったの。」
「あそう。」
「で?」
「うん、で、11時半くらいになって3階には俺だけになったのね。店内で。」
「ほぉ」
「で、遠くからだんだんと忍び寄ってきたのよ。」
「なにが?」
「宇宙論的孤独が!」
「いや、だからその言葉説明するのにその言葉使われても・・・ね。」
「うーん」
「うーん」
「わかった?」
「わかんないよ。」


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